【H27改定・老健】経口維持加算

【報酬告示】
経口維持加算
(1) 経口維持加算(I)  400単位
(2) 経口維持加算(II) 100単位
注1 (1)については、別に厚生労働大臣が定める基準に適合する介
護老人保健施設において、現に経口により食事を摂取する者で あって、摂食機能障害を有し、誤嚥が認められる入所者に対して、医師又は歯科医師の指示に基づき、医師、歯科医師、管理 栄養士、看護師、介護支援専門員その他の職種の者が共同して、 入所者の栄養管理をするための食事の観察及び会議等を行い、 入所者ごとに、経口による継続的な食事の摂取を進めるための経口維持計画を作成している場合であって、当該計画に従い、 医師又は歯科医師の指示(歯科医師が指示を行う場合にあって は、当該指示を受ける管理栄養士等が医師の指導を受けている 場合に限る。注3において同じ を受けた管理栄養士又は栄養 士が、栄養管理を行った場合、当該計画が作成された日の属する月から起算して6月以内の期間に限り、1月につき所定単 位数を加算する。ただし、経口移行加算を算定している場合又は栄養マネジメント加算を算定していない場合は算定しない。
2 (2)については、協力歯科医療機関を定めている介護老人保健施設が、経口維持加算(I)を算定している場合であって、入所者 の経口による継続的な食事の摂取を支援するための食事の観察 及び会議等に、医師(介護老人保健施設の人員、施設及び設備 並びに運営に関する基準第2条第1項第1号に規定する医師を 除く。)、歯科医師、歯科衛生士又は言語聴覚士が加わった場合 は、1月につき所定単位数を加算する。
3 経口による継続的な食事の摂取を進めるための経口維持計画 が作成された日の属する月から起算して6月を超えた場合であ っても、摂食機能障害を有し、誤嚥が認められる入所者であっ て、医師又は歯科医師の指示に基づき、継続して誤嚥防止のた めの食事の摂取を進めるための特別な管理が必要とされるもの に対しては、引き続き当該加算を算定できるものとする。

【解釈通知】
経口維持加算について
① 経口維持加算(I)については、次に掲げるイからニまでの 通り、実施するものとすること。

イ 現に経口により食事を摂取している者であって、摂食機能障害(食事の摂取に関する認知機能の低下を含む。以下同じ。)を有し、水飲みテスト(「氷砕片飲み込み検査」、「食物テ スト(foodtest)」、「改訂水飲みテスト」などを含む。以下 同じ 、頸部聴診法、造影撮影(医科診療報酬点数表中「造 影剤使用撮影」をいう。以下同じ。)、内視鏡検査(医科診療 報酬点数表中「喉頭ファイバースコピー」をいう。以下同じ。)等により誤嚥が認められる(喉頭侵入が認められる場合及 び食事の摂取に関する認知機能の低下により誤嚥の有無に関 する検査を実施することが困難である場合を含む。以下同じ。)ことから、継続して経口による食事の摂取を進めるための 特別な管理が必要であるものとして、医師又は歯科医師の指 示を受けたものを対象とすること。ただし、歯科医師が指示 を行う場合にあっては、当該指示を受ける管理栄養士等が、 対象となる入所者に対する療養のために必要な栄養の指導を 行うに当たり、主治の医師の指導を受けている場合に限る(以下同じ。)。

ロ 月1回以上、医師、歯科医師、管理栄養士、看護職員、言語聴覚士、介護支援専門員その他の職種の者が共同して、入 所者の栄養管理をするための食事の観察及び会議等を行い、 継続して経口による食事の摂取を進めるための特別な管理の 方法等を示した経口維持計画を作成すること。また、当該計 画については、特別な管理の対象となる入所者又はその家族 に説明し、その同意を得ること。なお、介護福祉施設サービ スにおいては、経口維持計画に相当する内容を施設サービス 計画の中に記載する場合は、その記載をもって経口維持計画 の作成に代えることができるものとすること。
ハ 当該経口維持計画に基づき、栄養管理を実施すること。「特 別な管理」とは、入所者の誤嚥を防止しつつ、継続して経口 による食事の摂取を進めるための食物形態、摂食方法等にお ける適切な配慮のことをいう。経口維持加算(I)の算定期 間は、継続して経口による食事の摂取を進めるための特別な 管理により、当該入所者に摂食機能障害及び誤嚥が認められ なくなったと医師又は歯科医師が判断した日までの期間とす るが、その期間は入所者又はその家族の同意を得られた日の 属する月から起算して6月以内の期間に限るものとし、それ を超えた場合においては、原則として当該加算は算定しない こと。
ニ 入所者又はその家族の同意を得られた日の属する月から起 算して6月を超えた場合でも、水飲みテスト、頸部聴診法、 造影撮影内視鏡検査により、引き続き、摂食機能障害及 び誤嚥が認められ、継続して経口による食事の摂取を進める ための特別な管理が必要であるものとして医師又は歯科医師 の指示がなされ、また、当該特別な管理を継続することにつ いての入所者の同意が得られた場合にあっては、引き続き当 該加算を算定できるものとすること。ただし、イ又はロにお ける医師又は歯科医師の指示は、おおむね1月ごとに受ける ものとすること。

② 経口維持加算(II)における食事の観察及び会議等の実施に 当たっては、医師(指定介護老人福祉施設基準第2条第1項第 1号に規定する医師を除く 、歯科医師、歯科衛生士又は言語 聴覚士のいずれか1名以上が加わることにより、多種多様な意 見に基づく質の高い経口維持計画を策定した場合に算定されるものであること。

③ 経口維持加算(I)及び経口維持加算(II)の算定に当たり実施する食事の観察及び会議等は、関係職種が一同に会して実 施することを想定しているが、やむを得ない理由により、参加 するべき者の参加が得られなかった場合は、その結果について 終了後速やかに情報共有を行うことで、算定を可能とする。

④ 管理体制とは、食事の中止、十分な排痰、医師又は歯科医師 との緊密な連携等が迅速に行われる体制とすること。